小山 志穗 自己紹介へ

完璧を目指さない整理収納|続けられる仕組みづくり

2026/07/23(木) 収納のこと

整理収納や掃除を始めても、三日ほどで続かなくなった経験はありませんか。

続けられないと、「自分は片づけが苦手」「もっと頑張らなければ」と考えてしまいがちです。しかし、続かない原因は、性格ややる気ではなく、最初から高い目標を立てすぎていることにあるかもしれません。

「毎日、家中をきれいにする」「使った物は必ずすぐに戻す」と決めても、忙しい日や疲れている日には難しいものです。一日できなかっただけで嫌になり、そのまま元の状態に戻ってしまうこともあります。

大切なのは、完璧な状態を目指すことではなく、少し乱れても戻しやすい仕組みをつくることです。

たとえば、家族がよく使う物には、分かりやすい定位置を決めておきます。郵便物を置く場所、鍵を戻す場所、脱いだ上着を掛ける場所など、暮らしの動きに合った置き場所があれば、無理なく元に戻せます。

収納場所は「ここに置くべき」という考えだけで決めるのではなく、実際にどこで使い、どこなら戻しやすいかを考えましょう。いつも別の場所に置かれている物があるなら、家族がだらしないのではなく、現在の収納場所が使いにくい可能性があります。

また、すべてを細かく分類しすぎないことも、続けるためのポイントです。文房具を種類ごとに分けたり、衣類を細かくたたんだりする方法が負担になるなら、少し大きな分類でも構いません。きれいに見せることよりも、取り出しやすく戻しやすいことを優先しましょう。

一日の終わりに5分だけ、家族で物を元に戻す時間をつくる方法もおすすめです。テーブルの上を片づける、床に置かれた物を戻す、クッションを整える。これだけでも、翌朝を気持ちよく迎えられます。

できない日があっても問題はありません。翌日に一つだけ戻せば、またそこから始められます。整理収納や掃除は、一度途切れたら失敗というものではありません。

暮らしは毎日続いていくため、家が常に完璧な状態である必要はないのです。少し散らかっても短い時間で整えられること、汚れがたまる前に気軽に掃除できることのほうが大切です。

一日一つ物を戻す、一か所だけ拭く、不要な物を一つ見直す。そんな小さな行動でも、続けることで住まいは少しずつ変わっていきます。

無理なくできる方法を選び、できたことを積み重ねていきましょう。頑張りすぎなくても続けられる仕組みが、整った心地よい暮らしをつくってくれます。

 

 

QRコードを読み取るか、LINEマークをクリックして友達追加してね

 

1ページ (全217ページ中)