小山 志穗 自己紹介へ

キッチン収納は“作業スピード”を決める設計ポイント

2025/11/20(木) 収納のこと

キッチンの使いやすさは、収納量よりも“動線設計”で決まります。どこに何があるか、どの順番で作業が行われるか、この流れを正しく設計すると、料理のスピードも片付けの効率も劇的に変わります。

まず考えるべきは「家電の高さと位置」。電子レンジや炊飯器、オーブントースターなど、頻繁に使う家電は目線から腰高の範囲にまとめるのが鉄則です。高すぎる位置にレンジがあると、取り出しづらく危険ですし、低すぎる位置に炊飯器があると、蒸気で上の棚が傷む原因になります。家電収納の高さは、家族の身長に合わせて細かく調整することをおすすめします。

次に考えるのが“ストックの管理”。パントリーは大きければ良いわけではなく、キッチンとの距離が重要です。広いウォークインパントリーよりも、キッチン横に0.5〜1帖ほどの「壁面型パントリー」の方が圧倒的に使いやすいという家庭が増えています。動線が短く、ストックの出し入れがラクなことで、無駄買いも減り、食材管理も楽になります。

そしてキッチンで最もよく忘れられるのが“ゴミ置き場の設計”。後からスペースを確保しようとすると、生活感が出たり動線が妨げられたりして使いにくくなります。分別数、ゴミ箱のサイズ、置く位置を最初から計画しておくことで、生活感を最小限に抑えたキッチンが実現します。

キッチン収納のポイントは、「作業の流れをそのまま形にする」こと。料理しながら自然と片付くキッチンは、設計段階でどれだけ詳細に動線を想像できるかにかかっています。

 

 

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