中古品は、製品情報を十分に確認しましょう

2022/01/18(火) 日々のこと

最近、業者による販売だけでなく、ネットを介した個人売買などにより

中古品を入手する手段が増えたためか、

新品を購入する前に中古品をチェックする、という方が増えているとか。

家づくりのため、少しでも出費を抑えたい方は、

何かと重宝していることでしょう。


しかし、中古品を使用したために、

思わぬ事故や火災に遭う事例が増えています。

そこで今日は、中古品の見えない危険についてお話しします。


■品目別事故発生件数


2,016年から2,020年までの中古品による事故は321件です。

品目別事故発生件数は以下の通りです。


・家庭用電気製品・・・234件(73%)

・ガス・石油機器・・・・59件(18%)

・自転車等乗り物・・・・10件( 3%)

・家具等・・・・・・・・・9件( 3%)

・その他生活用品・・・・・9件( 3%)



■事故事例


・以前の所有者が分解・組み立てたガスコンロを譲渡された男性が

 ガスコンロを使用したところ、火災が発生した。


・中古の屋内式ガス瞬間湯沸器を、ガス接続部の部品の欠品に気づかないまま、

 使用者が自分で設置して点火操作を行ったため、

 接続部から漏れたガスに引火した。


・譲渡された電気ストーブの電源コードが途中で切断され、

 別のコードを接続するという改造のため、接続部が異常発熱して出火した。


・インターネットオークションで入手した電気掃除機を充電中、

 取付けられていた非純正バッテリーが内部ショートを起こして焼損した。



■入手前の注意事項


・リコール対象製品でないことを確認する

・リサイクルショップで購入する場合、保証期間の有無を確認する

・修理・改造しているものは入手しない

・製造年月日が古すぎるものは避ける

・ガス器具やエアコンなどの設置は、有資格者に依頼する

・破損や変形、異臭や異音などの不具合等がある製品は使用しない

・非純正バッテリーの取り付けの有無を提供元に確認する




■使わないと気付けない不具合があるかも…


見た目は問題なさそうでも、電源を入れると異音がしたり、

焦げ臭さ等の異臭が発生することがあります。


もし、事前に動作確認できない中古品に保証期間が無い場合、

そのような製品を購入しても泣き寝入りするしかありません。

「返品不可」と明記してある個人売買などもあるので注意しましょう。

 

 

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