小山 志穗 自己紹介へ

災害後の住まいを安全確認|地震・台風後に見るべきポイント

2026/10/15(木) くらし

地震や台風が過ぎた後、自宅の様子が気になり、すぐに建物の中へ入りたくなるかもしれません。しかし、外から見ただけでは分からない損傷が起きている可能性があります。まずは周囲を確認し、安全を確かめてから行動することが大切です。

建物に近づく前に、屋根瓦や外壁材が落ちそうになっていないか、窓ガラスが割れていないかを確認します。電線が垂れ下がっている場合は、触れたり近づいたりせず、電力会社などへ連絡しましょう。

地震の後は、建物の傾き、基礎の大きなひび割れ、柱や壁の損傷などを確認します。玄関ドアや窓が急に開閉しにくくなった場合も、建物が変形している可能性があります。危険を感じたときは無理に中へ入らず、自治体や建築の専門家へ相談してください。

台風や大雨の後は、屋根、雨どい、外壁、窓まわりなどを地上から確認します。屋根の状態を確認するために、自分ではしごへ上るのは危険です。屋根材は雨で滑りやすく、強風で緩んだ部分が突然外れることもあります。高い場所の点検は専門業者に依頼しましょう。

室内に入れる場合も、足元に注意が必要です。割れたガラス、倒れた家具、散乱した食器などでケガをするおそれがあるため、底の厚い靴を履きます。ガスのにおいや異常な音がする場合は、火や電気のスイッチを使わず、窓や扉を開けられる状況であれば換気し、屋外からガス会社へ連絡します。

被害を見つけたときは、片付けや修理を始める前に写真を撮っておきましょう。建物全体、被害箇所の周辺、損傷部分の拡大という順番で撮影すると、状況が伝わりやすくなります。火災保険などの申請で必要になる場合があるため、撮影日時や被害に気づいた日も記録しておくと安心です。

災害後には、突然訪問して修理を勧める業者にも注意が必要です。「すぐに工事しないと危険」「保険で無料になる」などと契約を急がされても、その場で決めず、信頼できる住宅会社や保険会社に確認しましょう。

災害が収まった後も、住まいの危険がなくなったとは限りません。自分で確認できる範囲と専門家に任せる範囲を分け、慌てず安全を優先することが、二次被害を防ぐことにつながります。

 

 

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