小山 志穗 自己紹介へ

収納用品を買う前に見直したい整理収納の基本

2026/06/21(日) 収納のこと

部屋を片付けようと思ったとき、多くの方が最初に考えるのが「収納用品を買おう」ということではないでしょうか。

便利そうな収納ケースやラック、引き出しなどを購入すれば片付くような気がします。しかし、実際には収納用品を増やしただけでは根本的な解決にならないことが少なくありません。

その理由は、収納用品は「物を減らす道具」ではなく、「物をしまう道具」だからです。

整理ができていない状態で収納用品を購入すると、本来なら手放しても良い物まで収納してしまいます。その結果、「収納ケースの中がいっぱいだから、さらに収納用品を買う」という悪循環に陥ってしまうことがあります。

まず行いたいのは、持ち物を見直すことです。

「今も使っているか」「これから使う予定があるか」「同じような物を複数持っていないか」を確認し、本当に必要な物だけを残します。

整理が終わって初めて、「どれくらいの収納が必要なのか」が分かります。

収納用品を選ぶ際は、見た目だけで選ばないことも大切です。サイズが合わなければデッドスペースが生まれ、逆に収納効率が悪くなることもあります。また、色や形を統一すると見た目がすっきりするだけでなく、掃除もしやすくなります。

収納用品には「余裕」を持たせることもポイントです。ケースいっぱいまで物を詰め込むと、出し入れがしにくくなり、元に戻すことが面倒になります。約7〜8割程度を目安に収納すると、使い勝手がよくなります。

さらに、一度収納を完成させても終わりではありません。暮らし方や家族構成は少しずつ変化します。子どもの成長や趣味の変化によって必要な物も変わるため、定期的に見直すことで、快適な状態を維持できます。

新築やリフォームでも同じことが言えます。「収納を増やしたい」というご要望は多くありますが、大切なのは収納量だけではありません。生活動線に合った場所へ適切な収納を配置することで、毎日の片付けや家事は驚くほど楽になります。

収納用品は整理収納の主役ではありません。本当に大切なのは、「必要な物を必要な場所へ戻せる仕組み」をつくることです。その考え方を取り入れるだけで、暮らしはより快適で心地よいものへと変わっていきます。

 

 

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