小山 志穗 自己紹介へ

使う場所に使う物を置くと、家事がラクになる

2026/04/30(木) 収納のこと

毎日忙しく過ごしていると、
「片付けてもすぐ散らかる」
「家事の移動が多くて疲れる」
と感じることはありませんか?

実はその原因、収納の“場所”にあるかもしれません。

収納というと、「どれだけ入るか」に目が向きがちですが、本当に大切なのは「使う場所の近くに収納できているか」ということです。

これは家づくりでも、リフォームでも、とても重要な考え方です。

例えば洗濯。

洗う場所、干す場所、しまう場所がバラバラだと、そのたびに家の中を何度も移動することになります。洗濯物を持って階段を上り下りするだけでも、毎日の積み重ねで大きな負担になります。

ですが最近は、

・洗う
・干す
・たたむ
・しまう

を近くで完結できる間取りが増えています。

ランドリールームの近くにファミリークローゼットを作るだけでも、家事動線は大きく変わります。乾いたらすぐ収納できるため、「とりあえず置き」が減り、部屋も散らかりにくくなります。

キッチンでも同じです。

調理中によく使うフライパンや調味料が遠い場所にあると、毎回探したり移動したりする必要があります。逆に、使う場所の近くに収納があると、料理はかなりスムーズになります。

特におすすめなのが、「使用頻度」で収納場所を分けることです。

毎日使う物は、取り出しやすい位置へ。
たまにしか使わない物は、高い場所や奥へ。

この基本だけでも、暮らしやすさは変わります。

逆に、「見た目を優先しすぎる収納」は注意が必要です。

おしゃれに見えても、使いにくい収納は結局続きません。扉を何枚も開けないと取り出せない収納や、奥行きが深すぎる収納は、物が埋もれてしまいやすくなります。

収納は“片付けるため”ではなく、“使いやすくするため”にあるという視点が大切です。

また、家族みんなが使いやすいことも重要です。

例えば子どもの収納。

大人目線で高い位置に収納すると、子どもは自分で片付けられません。結果として「片付けなさい」と言う回数が増えてしまいます。

ですが、自分で届く高さに収納を作ると、自然と片付ける習慣が身につきやすくなります。

高齢になった時も同じです。

しゃがむ動作が減るだけで、身体への負担はかなり軽くなります。将来を考えた収納計画は、長く快適に暮らすためにも大切です。

家事ラクというと、最新設備をイメージされる方も多いですが、実は「収納計画」で改善できることもたくさんあります。

物の定位置が決まる。
移動が減る。
探し物が減る。
出しっぱなしが減る。

それだけで、暮らしは驚くほどラクになります。

収納は、単なる物置ではありません。
毎日の動きを支え、暮らしを整えるための大切な仕組みです。

「なんだか家事がしんどい」
そう感じた時こそ、一度収納の場所を見直してみると、暮らしが変わるきっかけになるかもしれません。

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