小山 志穗 自己紹介へ

秋冬に備える!厚手アイテムの洗濯&保管術

2025/06/20(金) くらし

秋の風が肌を刺す頃、ニットやダウン、フリースなど厚手の衣類が活躍し始めます。冬が終わってから慌てて片付けると、シミやカビ、虫食いのトラブルが発生しやすいもの。ここでは「しまい洗い」から収納まで、厚手アイテムを来シーズンも気持ちよく着るための手順をシンプルにまとめます。

1.洗濯前の下準備

毛玉・ホコリを取り除く

衣類用ブラシや毛玉取り器で表面を整え、繊維に絡んだホコリや毛玉をオフします。仕上がりのムラを防ぐ基本作業です。

ポケット&裏地チェック

中に小物やティッシュが残っていると洗濯槽内で詰まりや破損の原因に。必ず裏返してポケットを確認しましょう。

2.アイテム別・洗濯のコツ

ニット(ウール・カシミヤなど)

  • ネットに入れて手洗いモード:中性洗剤を溶かしたぬるま湯(30℃前後)で優しく押し洗い。

  • 脱水は短時間:30秒程度にとどめ、過度なねじりはNG。

ダウンジャケット・中綿アイテム

  • 専用洗剤を使用:油分を落としつつ撥水性を損なわないものを選ぶ。

  • 乾燥機でフラッフ仕上げ:テニスボールを2~3個入れ、低温長時間でふんわり感を復活。

ウールコート・ブランケット

  • クリーニング表示を確認:ドライマークは素直にクリーニング店へ。手洗い可の場合は、ネット+押し洗いで対応。

3.乾燥と風合いキープ

  • 平干しネット/タオル利用:ニット類は横に伸びないよう、平らに干すのが鉄則。

  • 室内干し+風通し重視:エアコンの「ドライ」運転やサーキュレーターで湿度50%前後を維持。

  • 乾燥後の軽いブラッシング:繊維を起こしてふんわり感を持たせます。

4.シーズンオフの収納テク

4−1.しまい洗い&完全乾燥

洗濯後は風通しのいい日陰で完全に乾かし、湿気や残留汚れをゼロに。生乾きはカビと雑菌の元です。

4−2.防虫&湿気対策

  • 防虫シートもしくは無臭タイプの防虫カバー:衣類に直接触れないものを選ぶと安心。

  • 除湿剤を併用:クローゼット内にシリカゲルや珪藻土の除湿グッズを配置。

  • 不織布ケースで密閉:ビニールは湿気がこもるためNG。不織布なら通気性を保ちながらホコリも遮断。

5.取り出し時のメンテナンス

  • 風通しチェック:収納期間中も1~2か月ごとにケースを開けて空気入れ。

  • 軽いブラッシング&陰干し:シワを伸ばしつつ、日光に当てないよう短時間だけ陰干しするとリフレッシュ効果大。

おわりに

厚手アイテムは手間をかけるほど長持ちし、シーズンインもスムーズになります。紹介した5つのステップを順番に実践して、来シーズンは「出したらすぐ着られる」が当たり前の状態に整えましょう。

 

 

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