小山 志穗 自己紹介へ

【第1回】見えないからこそ大事。住宅の“中身”にこだわるべき理由

2025/04/11(金) 家づくりのこと

家を建てる時、多くの人が「間取り」や「デザイン」「設備」など、目に見える部分に目がいきがちです。でも実は、**家の本当の価値を左右するのは“見えない部分”**です。たとえば、構造、断熱材、配管、下地材など。これらは完成後に見えなくなりますが、家の寿命や快適性、将来のメンテナンスコストに大きく関わってきます。

見えない部分の代表例

  • 構造体(柱・梁)
    地震や台風に強い家かどうかは、デザインよりも構造で決まります。耐震等級などもしっかり確認したいポイントです。

  • 断熱・気密性能
    どれだけ最新のエアコンを入れても、家の断熱性能が悪ければ冷暖房効率は下がります。夏暑く、冬寒い家になってしまいます。

  • 配管や電気の配線
    壁の中にあるこれらの配管がしっかりしていないと、将来的に水漏れや漏電といったトラブルが起こるリスクも。

なぜ見えない部分を優先すべきなのか

  1. 長く住む家だからこそ、目に見えない“耐久性”が重要

  2. 後から直せない(直しにくい)部分は最初にちゃんとつくるべき

  3. 見た目は後からでも変えられるが、構造は変えられない

「デザインが好きだからこの家にした」という人が、住み始めて数年後に後悔するのは、“中身”に手を抜いていたケースが多いです。

 

 

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