小山 志穗 自己紹介へ

花粉症の時期こそ住宅の効率的な換気システムを

2025/03/13(木) 高性能住宅

春になると気温が上がり、過ごしやすくなる一方で、多くの人が悩まされるのが花粉症です。特にスギやヒノキの花粉が飛散する時期は、外出時だけでなく、室内でもくしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が出やすくなります。

「家の中にいれば大丈夫」と思いたいところですが、換気をしないと空気がこもり、ホコリやカビが増えやすくなります。しかし、窓を開けると花粉が侵入してしまう…。そんなジレンマを解決するのが、効率的な換気システムです。

1. 換気の重要性と花粉の侵入リスク

住宅の換気は、二酸化炭素の排出や湿気対策、室内空気の清浄化に欠かせません。しかし、花粉症の人にとって「窓を開ける=花粉を入れる」ことになり、苦しい選択を迫られます。特に、春先の花粉飛散量が多い時期は、誤った換気方法が症状を悪化させる原因にもなります。

2. 効率的な換気システムの活用法

花粉の侵入を抑えつつ、快適な空気環境を維持するために、以下の換気方法を取り入れましょう。

24時間換気システムを活用する

最近の住宅には、換気扇を利用した「24時間換気システム」が設置されています。このシステムを活用すれば、窓を開けずに空気を入れ替えられるため、花粉の侵入を最小限に抑えることができます。

換気フィルター付きの換気扇を導入

換気システムの中でも、高性能フィルター付きのものを選ぶと、外気から花粉やホコリを取り除きながら換気できます。HEPAフィルター搭載のシステムなら、微細な粒子もキャッチできるため、花粉症の人に最適です。

窓を開けるならタイミングと対策を工夫

どうしても窓を開けて換気したい場合は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 花粉が少ない時間帯(早朝や夜間)を狙う
  • 窓を10cm程度開けて、サーキュレーターで空気を循環させる
  • レースカーテンや花粉防止フィルターを窓に設置する

3. 室内環境を整える+αの対策

換気だけでなく、室内の空気をきれいに保つ工夫も重要です。

  • 空気清浄機を活用する
     → 花粉を除去する効果が高いHEPAフィルター搭載のものを選ぶ
  • 加湿をして花粉の舞い上がりを防ぐ
     → 湿度を50~60%に保つと花粉が床に落ちやすくなる
  • 花粉が付着しやすい布製品の管理を徹底
     → こまめに洗濯し、室内干しを活用する

換気システムを活用して花粉シーズンを快適に

花粉症の季節こそ、効率的な換気が重要になります。24時間換気システムの活用やフィルター付き換気扇の導入、タイミングを工夫した換気方法を取り入れることで、花粉の侵入を最小限に抑えながら、健康的な空気環境を維持できます。

花粉シーズンを快適に乗り切るために、今の換気方法を見直してみませんか?

 

 

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