前回の記事で、土地の過去を知ることの重要性についてお話ししました。
今回は、実際にどのように調べればよいのか、具体的な方法を紹介します。
公的機関で確認する
1. ハザードマップ・地盤調査データ
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国土交通省のハザードマップ:洪水・土砂災害・液状化のリスクを確認。
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地盤調査データ:地震時の揺れやすさをチェック。
2. 法務局で登記簿謄本を取得
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土地の所有履歴や用途を確認:過去の所有者が分かることも。
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抵当権の有無:問題がないかチェック。
3. 市区町村の都市計画を調査
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用途地域の確認:住居専用地域なのか、商業地域なのか。
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将来の開発計画:大規模な工事が予定されていないか。
古地図・歴史資料を使った調査
1. 国土地理院の古地図を活用
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昔の地形や土地利用が分かる。
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かつて河川や湿地だった場所が判明する。
2. 図書館や郷土資料館の歴史資料
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その地域の歴史や過去の事件について調べられる。
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「○○町 事件」などで検索すると、過去の出来事が分かることも。
地域の評判をチェック
1. 地元の人に聞く
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長く住んでいる人に「この辺りの昔の話」を聞いてみる。
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不動産屋も情報を持っていることがある。
2. SNSや掲示板での評判を確認
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住民の口コミや過去のトラブルについての情報が出ていることがある。
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事件・事故の履歴を知る手がかりになる。
不動産業者に聞くべきポイント
1. 重要事項説明での確認
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事故物件ではないか。
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近隣の嫌悪施設(ゴミ処理場、暴力団事務所など)がないか。
2. 近隣住民の雰囲気を確認
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実際に周辺を歩いてみて、治安や雰囲気をチェック。
まとめ
住む前に土地の過去を調べることで、思わぬトラブルを避けることができます。立地や価格だけでなく、その土地の「履歴」も考慮して、安全で快適な住まい選びをしましょう。
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