高気密・高断熱住宅の気密測定の様子 ~本物の高気密を見極める方法~

2021/02/06(土) 家づくりのこと

ただ単にうたい文句だけの高気密ではなく、

本物の高気密・高断熱住宅を見極めるために

営業マンに3つの質問をしてください!

①全ての現場で気密測定をしていますか?

②C値は1.0㎠/㎡以下ですか?

③保証はありますか?

この3つの質問をクリアした住宅会社を

選ぶと良いですよ。

 

全ての現場で気密測定をしていなければ

高気密住宅という裏付けが無いことになります。

中にはモデルハウスだけ気密測定をして、

工事中の現場では測定をしていない

住宅会社もありますので十分に確認をしてください。

 

C値が1.0以上、もしくは測定していません。

測定する義務はないから大丈夫ですよ。など

言ってくるのは論外。

C値は1.0以下が最低条件です!

出来ればC値0.5以下を目指しましょう。

 

しっかりとした裏付けがあれば

保証は自ずと付いてくるものです。

安心の保証がある住宅会社を選んでいきましょう!

 

こんにちは、棟梁の小山です!

気密測定の重要性はわかるけど、

実際にどんな風に測定をしているか想像が

つかない…。という方に

現場レポートでお伝えします。

弊社はSW(スーパーウォール)工法を採用しています。

断熱材は、水を吸わず湿気や結露に強い

硬質ウレタンフォームを使用しています。

土台や柱などの気密施工

基礎のコンクリートと土台の取り合い部分には

気密パッキン&コーキング施工(室内外両面)で

しっかりと気密施工をします。

このように足元からすき間を塞ぐことで、

洪水対策としても効果を発揮した実例があります。

こちらも基礎コンクリートと土台の部分には

気密パッキン&コーキング施工をして、

土台と柱の接合部分にも気密テープを貼って

わずかなすき間も見逃さずに処理をしていきます。

ボルト金物部分にはウレタン断熱材を

吹付けます。

 

窓の開口部分も気密テープで処理をします。

 

全ての接合部分を気密処理をしていきます。

下処理が出来たらようやくパネル合板を張ります。

 

床下は基礎断熱工法で気密施工をします。

 

こちらは屋根裏の断熱材です。

気密テープやウレタン発泡を使って

徹底的にすき間を塞いでいきます。

 

室内から見た様子です。

壁の断熱パネルも天井の断熱パネルも

しっかりと隙間なく納まりました。

 

いよいよ気密測定です!

全ての窓を施錠して

測定の機械を設置します。

この機械で測定を開始します。

家中に圧力を加えて空気が漏れていないかを

確認していきます。

漏れているところが見つかれば

その場で気密処理をして、

再び測定をします。

この作業を2~3度繰り返して

限界まで気密を確保していきます。

基準値は、C値1.0以下です。

結果は、C値0.25 ㎠/㎡ でした。

目標達成です。

 

この気密測定で1.0 ㎠/㎡ 以下であれば

性能報告書が発行され、

断熱材内部の結露による劣化を35年間保証する

35年の無結露保証が付きます。

 

高気密・高断熱住宅は徹底したノウハウと

確かな技術力、そしてそれを裏付ける

気密測定と保証が大切です。

 

これらを怠って住宅を販売している場合は

いざ暮らし始めると足元がスースーして

寒かったり、光熱費が抑えられなかったりして

後悔するリスクがあります。

 

断熱材の種類や施工の技術力等で

品質は変わりますので、

きちんと勉強をして、

しっかりと本物の高気密・高断熱住宅を

見極めてください。

 

まとめ

ただ単にうたい文句だけの高気密ではなく、

本物の高気密・高断熱住宅を見極めるために

営業マンに3つの質問をしてください!

①全ての現場で気密測定をしていますか?

②C値は1.0㎠/㎡以下ですか?

③保証はありますか?

この3つの質問をクリアした住宅会社を

選ぶと良いですよ。

 

 

 

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