小山 志穗 自己紹介へ

家給気を怠っていませんか?

〜“換気”だけでは空気は入れ替わらない〜

家の空気環境を整えるうえで「換気」はよく聞く言葉です。
しかし、「給気」を意識している人は意外と少ないかもしれません。

実は、換気だけを頑張っても、新しい空気が入ってこなければ意味がありません。
今回はその理由をわかりやすく解説します。

■ 換気=空気を「出す」こと

換気扇や24時間換気システムは、家の中の汚れた空気や湿気、二酸化炭素を「外に出す」役割を持っています。
しかし、空気は“出す”ばかりでは流れができません。
空気が出ていくということは、どこかから新しい空気が「入ってくる」必要があります。


■ 給気=空気を「入れる」こと

ここで重要になるのが「給気」です。
給気口やサッシの小さな通気口などを通して、新鮮な外気を取り入れます。
この給気がしっかり確保されていないと、次のような問題が起こります。

  • 換気扇を回しても空気が動かない

  • 部屋が負圧になり、玄関ドアが開けにくくなる

  • 壁や床のすき間から無理に空気が入ってくる

  • 断熱性能が下がり、冬は冷気が侵入する

つまり、「換気」と「給気」はワンセットで機能してこそ意味があるのです。

■ 最近の住宅は特に「給気不足」になりやすい

高気密・高断熱の住宅ほど、外気が自然に入ってくるすき間が少ないため、給気計画がとても重要になります。
特に気密性の高い家で給気口を閉じてしまうと、換気扇がほとんど機能しなくなるケースも。

「冬に寒いから」「虫が入るから」といって給気口を塞いでしまうと、
家全体の空気バランスが崩れてしまいます。

■ まとめ

給気は「家の呼吸」の入口。
換気だけでなく、**給気をセットで考えることで、初めて家の空気が“めぐる”**ようになります。

次回は、実際にどんな給気の仕組みがあるのか、
そして季節によってどう工夫すべきかを詳しく紹介します。

 

 

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