小山 志穗 自己紹介へ

相続が気になったら始めたい実家の整理収納|元気なうちにできる準備

2026/07/18(土) くらし|収納のこと

「相続」と聞くと、土地や建物、預貯金などのお金に関する手続きを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、実際に家族が困りやすいのが、実家に残されたたくさんの物です。

家具や家電、衣類、食器、写真、書類、思い出の品など、家の中には長い年月をかけて蓄積された物があります。いざ相続が発生してから整理しようとすると、必要な物と不要な物の判断ができず、作業がなかなか進みません。

だからこそ、整理収納を始めるおすすめのタイミングは、親も子も元気で、落ち着いて話し合えるうちです。

「捨てること」から始めなくても大丈夫

実家の整理について話すと、親御さんから「まだ使っている」「勝手に捨てないで」と反発されることがあります。長年大切にしてきた物には、家族には分からない思い出が込められているかもしれません。

最初から処分を目的にするのではなく、まずは「何がどこにあるかを一緒に確認する」ことから始めてみましょう。

特に確認しておきたいのは、次のような物です。

・通帳や印鑑
・保険や年金に関する書類
・土地や建物に関する書類
・契約中のサービスが分かる書類
・貴金属や思い出の品
・家族に引き継ぎたい物

保管場所を整理し、家族が分かるようにしておくだけでも、将来の負担は大きく変わります。ただし、暗証番号などの重要な情報は、防犯面にも配慮して管理しましょう。

小さな場所から少しずつ

家一軒を一度に片づけようとすると、親も子も疲れてしまいます。まずは引き出し一段、書類の棚一か所、食器棚の一区画など、小さな範囲から始めることが大切です。

「よく使う物」「残したい物」「迷っている物」に分け、迷った物はすぐに処分せず、保留箱をつくっておくと進めやすくなります。

整理収納は、相続のためだけに行うものではありません。床に物を置かない、通路を確保する、高い場所に重い物を収納しないといった工夫は、転倒やケガの予防にもつながります。

相続が気になり始めたときは、家族のこれからを話し合うきっかけでもあります。まずは日常の片づけから、無理なく始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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