あなたは変動型?固定型?『住宅ローンの選び方』

こんにちは

棟梁の小山です。

『住宅購入に関する消費者調査』の結果、

マイホーム購入にあたり、

「不安に感じることが多くある」

「不安に感じることがまあまあある」と答えた人が、

約9割にのぼることが分かったそうです。

 

不安の具体的な内容について聞いたところ、

「無理のない返済計画が立てられるか」が59.3%で最多、

続いて「必要な自己資金を用意できるか」(47.9%)、

「将来の収入の見通しがたたない」(38.4%)となり、

お金に関わることがトップ3を占めました。

 

前回のブログでは、ざっくりでもいいから、

将来のお金の見通しを立てましょう!

とお話をしてきました。

今日は、無理のない返済計画を立てるために、

『住宅ローンの選び方』について考えていきましょう。

 

全国の銀行には、約5,000種類もの住宅ローンがあると言われています。

大きく分けて、変動型の住宅ローンと、

固定型の住宅ローンの2つがあります。

 

先日、某銀行マンからお聞きしたところによると、

固定型ローンを選択する人が約2割で、

変動型ローンを選択する人が約8割だそうです。

もちろん、変動型商品にせよ固定型商品にせよ、

お互いメリット・デメリットの両方を持ち合わせているので、

一概にどちらが正解で、どちらが不正解というのはありません。

しかし、今の状況だけを考えて住宅ローンを選ぶことだけは

絶対に避けなければいけません。

大切なことは、『自分に合った住宅ローンを選ぶこと!』です。

 

なぜ、変動型ローンを選択する人が多いの?

①金利や初期費用が安いから

 ゼロ金利政策で金利が安い変動型ローンが魅力的なのはよくわかります。

 しかし、景気が良くなれば金利は上がりますし、

 ゼロ金利政策が終了すればさらに金利は上がります。

 まずは、こういったリスクがあることをしっかりと押えておきましょう。

 特に、貯蓄があまりない、子どもの教育費など出費が多いなど、

 金利が上昇した時に返済が苦しくなるような人は要注意です!

 逆に、金利が上昇しても貯蓄があって、

 一括返済や繰り上げ返済などの計画を立てられる人は、

 変動型ローンのメリットを有効に活用できるでしょう。

 また、金利の安さだけでなく、保証料や団体信用保険料、

 疾病保障やその他サービス等々、

 銀行や商品によって違うので良く調べてみましょう。 

 

②ハウスメーカーや銀行がすすめるから

 ・変動金利は借り手側(あなた)が金利変動リスクを取る。

  銀行は金利変動のリスクがない上に、儲けが大きい仕組みである。

 ・固定金利は貸し手側(銀行)が金利変動リスクを取る 

  銀行は低金利で貸している今、儲けは少ない仕組みである。

つまり、銀行の立場とすれば、

今現在金利が安くて、今後金利が上昇すると見込みがある時が、

変動型をすすめる絶好のタイミングであるでしょう。 

もし、あなたが銀行マンなら、どちらをすすめますか?

 

では、ハウスメーカーや住宅会社が変動型をすすめるのは、

その理由は簡単で、

変動金利型の住宅ローンで

返済シミュレーションを出した方が

買ってもらいやすいからです。

具体例を出してみてみましょう。

以下の条件で住宅ローンを借りるとします。

 ・借入額 2,500万円

 ・返済年数 35年

 ・元利均等返済 

月々の返済額は、

ソニー銀行 65,328円 変動型ローン

フラット35 74,722円 固定型ローン 

上記を比較すると、変動型の方が買ってもらいやすいですよね!

きちんとした理由があって変動型をすすめるのであれば、

説明に耳を傾けてもいいでしょうが、特に意味もなく、

「日本の景気なんてまだまだよくなりませんから金利も上がりませんよ。」

などという理由で変動金利や3年固定、10年固定を

やたらと勧めてくるハウスメーカーや銀行は要注意ですよ。

そういう人はただ家や土地が売れればいいだけで、

あなたが住宅ローンを払いながらゆとりのある生活、

幸せな生活を送れるかどうかなんていうことは考えてくれていないでしょう。

 

マイホームを建てた後も、

家族が笑顔でゆとりのある暮らしを送るために、

『自分たちに合った住宅ローンを選ぶ!』ことを意識していきましょうね!

次回も住宅ローンについてお話をしていきますね。

 

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電話の場合は、0774-28-0385 担当:小山まで。

 

 

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