小山 志穗 自己紹介へ

家の中の地震対策|家具の固定と整理収納で避難経路を確保

2026/08/17(月) くらし

地震への備えというと、非常持ち出し袋や備蓄品に目が向きやすいのですが、最初に見直してほしいのが「家の中の安全」です。

大きな地震が起きると、背の高い家具が倒れたり、食器棚の扉が開いて食器が飛び出したりすることがあります。テレビや電子レンジなどの家電製品も、台から落下したり、床を移動したりする可能性があります。

まず確認したいのが、寝室です。ベッドや布団の近くに、タンス、本棚、鏡などの倒れやすいものはありませんか。家具が倒れたときに、眠っている人の上に直接倒れてこない配置に変えることが大切です。

次に、玄関や廊下、部屋の出入口を確認しましょう。家具が倒れて扉が開かなくなると、避難が遅れるおそれがあります。家具は出入口をふさがない位置に置き、玄関までの通路にはできるだけ物を置かないようにします。

背の高い家具は、L字金具や突っ張り器具などを使って固定します。ただし、壁はどこにでも固定できるわけではありません。壁の下地や柱の位置を確認し、家具や壁の種類に合った方法で固定する必要があります。取り付け方が分からない場合は、住宅会社や専門業者に相談しましょう。

食器棚には扉が開くのを防ぐ器具を取り付け、棚の中では重いものを下段に収納します。窓やガラス扉には飛散防止フィルムを貼ると、割れたガラスによるケガの軽減につながります。

そして、見落とされやすいのが「物の多さ」です。床や通路に物が多いと、停電した暗い室内でつまずいたり、落下した物で避難経路がふさがれたりします。不要な物を減らし、定位置を決めて収納することも大切な防災対策です。

一度に家全体を片付けようとすると大変です。まずは寝室、玄関、廊下など、命を守るために優先度の高い場所から始めましょう。

住まいの防災は、特別な工事だけではありません。家具の向きを変える、通路の荷物を片付ける、高い場所に重いものを置かないなど、今日からできることもたくさんあります。日頃の整理収納が、いざというときの安全につながります。

 

 

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