小山 志穗 自己紹介へ

物を増やさない暮らしが、いちばんの収納上手

2026/04/29(水) 収納のこと

「収納を増やしたい」
そう考える前に、一度見直していただきたいことがあります。

それは、「物が増え続ける暮らしになっていないか」ということです。

どれだけ大きな収納を作っても、物が増え続ければ、いずれ収納はいっぱいになります。そして、入りきらなくなった物が机の上や床に置かれ、気づけば“片付かない家”になってしまいます。

実は、収納上手な人ほど「収納テクニック」よりも、「物を増やしすぎない意識」を大切にされています。

例えば、こんな経験はないでしょうか。

「安かったから買った」
「いつか使うかもしれない」
「もったいなくて捨てられない」

その積み重ねが、家の中の“なんとなく置いてある物”を増やしていきます。

特に注意したいのが、「いつか使うかも」という物です。
もちろん、備えとして必要な物もあります。ですが何年も使っていない物は、これから先も使わない可能性が高い場合が多いです。

物が増えると、収納スペースを圧迫するだけではありません。

探し物が増える。
掃除がしにくくなる。
ホコリがたまりやすくなる。
管理に時間がかかる。

つまり、“物を持つ”ということは、“管理する手間”も一緒に増えるということなのです。

特にリビングに物が多い家は、家族全員が「とりあえず置く」習慣になっていることがあります。郵便物、カバン、服、買い物袋…。一時置きのつもりが、いつの間にか定位置になってしまうのです。

だからこそ、収納を考える時は「どう片付けるか」だけでなく、「どう増やさないか」を考えることが大切です。

おすすめなのは、「家に入れる時に考える習慣」です。

新しい物を買う前に、

・本当に必要か
・置く場所はあるか
・今ある物で代用できないか

を一度考えてみる。

これだけでも、無駄な物はかなり減っていきます。

また、「一つ買ったら一つ手放す」というルールも効果的です。服でも雑貨でも、増え続ける状態を防ぎやすくなります。

最近は収納グッズもたくさん販売されていますが、収納ケースを増やしすぎると、逆に物が増えることもあります。収納用品を買う前に、「そもそも必要な物か」を見直すことも大切です。

家は、本来くつろぐ場所です。
ですが物が多すぎると、視界から入る情報量が増え、無意識に疲れやストレスを感じることがあります。

反対に、必要な物だけが整った空間は、気持ちにも余裕が生まれます。掃除もしやすく、空気も流れやすくなり、家そのものが心地よい空間になっていきます。

収納の本当の目的は、「たくさんしまうこと」ではありません。
暮らしをラクにし、心地よく過ごせる環境を作ることです。

だからこそ、収納を増やす前に、まずは「物との付き合い方」を見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

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