前回は梅雨時期の基本テクニックをお伝えしましたが、今回はさらに一歩踏み込んだ応用編です。洗濯機本体のお手入れから、なかなか落ちない頑固な汚れ・シミの対処法、おしゃれ着の手洗いテクまで、プロ級ノウハウを一挙にご紹介します。
1.洗濯機メンテナンス徹底ガイド
1−1.槽洗浄のベストタイミング
梅雨の高湿度は洗濯槽カビの繁殖を促します。槽洗浄コースは2週間に1回を目安に実施しましょう。洗濯槽クリーナーを使用する場合は、塩素系と酵素系の併用が効果的です。
1−2.糸くずフィルター&排水ホースの掃除
見落としがちな糸くずフィルターは、放置すると排水不良や悪臭の原因に。毎回の洗濯後に取り外して水洗いし、月1回は重曹+お湯で漬け置き洗いを。排水ホースも年1回は外して、内側のぬめりを取り除きましょう。
2.頑固汚れ・シミ抜きテクニック
2−1.代表的シミ別の前処理
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油汚れ:食器用中性洗剤を原液で塗布し、5分置いてから洗濯。
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血液汚れ:冷水で軽くもみ洗い後、酸素系漂白剤に30分浸け置き。
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泥汚れ:乾いた状態でコロコロブラシをかけて泥を落とし、ぬるま湯+洗剤で手洗い。
2−2.頑固汚れ用のケミカル活用
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は、40℃前後のお湯で溶かして漬け置きすると効果大。色柄物にも使えるタイプを選べば、生地を傷めずに黄ばみや黒ずみをリセットできます。
3.おしゃれ着&デリケート衣類の手洗い術
3−1.正しい洗い方のステップ
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ぬるま湯(30℃程度)に中性洗剤を溶かす
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衣類を10〜15分浸す
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優しく押し洗いし、すすぎは水を替えながら3回以上
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シワを伸ばし、タオルにくるんで軽く水分を吸い取る
3−2.型崩れ&色落ちを防ぐコツ
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洗いネットに入れる
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裏返して干す
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干す際は形を整えて、直射日光を避ける
4.香りづけ&仕上げワザ
4−1.柔軟剤+アロマオイルの併用
柔軟剤にラベンダーやティーツリー精油を1〜2滴加えると、抗菌効果と天然の香りがプラスされます。すすぎ最終時に投入すれば、優しく香る仕上がりに。
4−2.乾燥後のふんわりキープ
乾燥機を使う場合は、テニスボールまたは専用の乾燥ボールを一緒に入れると、繊維がほぐれてふんわり感アップ。部屋干しなら、乾燥後すぐに軽く叩いて空気を含ませましょう。
5.梅雨明け&収納準備
梅雨が明けたら、一気に衣替えを。防虫シートをクローゼットにセットし、陽ざしに当てた衣類は必ず陰干しで仕上げるのが長持ちの秘訣です。ビニールカバーは湿気がこもるので、通気性のある不織布ケースを選びましょう。
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