部屋を片づけても、なぜか動きにくい、掃除がしにくい、空気がこもると感じることはありませんか。その原因は、物の量だけではなく、家具の置き方にあるかもしれません。
家具を配置するときは、見た目だけでなく、家族がどのように室内を移動するかを考えることが大切です。リビングからキッチン、玄関から各部屋、寝室からトイレなど、毎日よく通る場所を確認してみましょう。
通路に椅子や収納家具がはみ出していると、無意識に体をよけながら歩くことになります。普段は問題がなくても、荷物を持っているときや、夜中に暗い室内を歩くときには、ぶつかったり転倒したりする可能性があります。
家具の引き出しや扉を開けたときに、通路を完全にふさいでいないかも確認しましょう。収納の前に物を置くと、中の物を取り出すことが面倒になり、使った物を元へ戻さなくなる原因にもなります。
掃除のしやすさも家具配置に関係します。掃除機やフローリングワイパーが入らない狭い隙間には、ほこりがたまりやすくなります。家具同士の間に中途半端な隙間をつくらず、掃除道具が入る幅を確保するか、家具を寄せて物が落ちにくい状態にしましょう。
窓や給気口の前を、大きな家具や厚手のカーテンでふさいでいないかも確認が必要です。空気の入口がふさがれると、換気扇を動かしていても新しい空気が入りにくくなります。
エアコンの風が背の高い家具に当たっている場合は、部屋全体へ風が届きにくくなることがあります。吹き出し口の周辺を確認し、空気が広がるように配置を見直しましょう。
外壁に面する壁へ家具をぴったり付けると、家具の裏側に空気が通らず、湿気がこもる場合があります。特に北側の部屋や結露しやすい部屋では、壁と家具の間に少し隙間を設け、定期的に状態を確認しましょう。
背の高い家具は、地震で倒れる危険もあります。寝室では、ベッドの上へ倒れる位置や、出入口をふさぐ位置に置かないことが重要です。家具の向きを変えたうえで、壁の下地に合った器具を使って固定しましょう。
家具を動かす際は、床や壁を傷つけないようにし、重い家具を一人で持ち上げないようにしてください。コンセントやコードを家具で強く挟んでいないかも確認します。
家具の配置は、一度決めたら終わりではありません。家族構成や生活の仕方、体の状態が変われば、使いやすい配置も変わります。
部屋の中を普段どおりに歩き、よけている家具や使いにくい収納がないかを確認してみましょう。動線、風通し、掃除、安全性を意識して整えることで、今ある部屋をより暮らしやすくできます。
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