住宅内の転倒事故②

2021/09/15(水) 家づくりのこと

こんにちは 住宅収納スペシャリストshihoです

前回の続き・・・

■高齢者の転倒事故の状況


東京消防庁によると、

令和元年中の転倒事故の発生場所は以下の通りです。


1位:リビング・寝室(22,902人)

2位:玄関・勝手口(3,187人)

3位:廊下・縁側・通路(2,342人)

4位:トイレ・洗面所(1,000人)

5位:キッチン・ダイニング(898人)



■事例


・階段を下りていたところ、手すりを掴み損ねて転倒し、転落した

・トイレに行こうとしたところ、ベッドから転落した

・縁側から庭に下りる際に段差で転倒した

・床に置いたモノを避けて歩こうとしたらバランスを崩して転倒し

・靴を履くとき、バランスを崩して転倒した



■対策例


・めくれやすいカーペットは滑り止めを敷くか端を留めておく


・コタツやストーブなどのコードは、歩く場所を避け、

 壁を這わせたり壁の奥にまとめる


・床に新聞や雑誌などの滑りやすいものを置かない


・滑りやすく脱げやすいスリッパは避け、

 ルームシューズや滑り止め付き靴下など安全性の高いものを使用す


・階段や玄関、浴室などのバランスを崩しやすい場所には、

 持ちやすくて滑りにくい手すりを設ける


・手元や足元が暗くならないよう照明器具をつける


・家具の配置を見直し、安全な動線を確保する







■内的要因にも注意

加齢による筋力や身体機能の低下だけでなく、

病気や意欲の減退、睡眠不足などの内的要因も転倒の原因になります。

そこに外的要因である住環境が加われば、リスクはさらに高まります。


最近は、新型コロナによる外出自粛が原因で、

年齢にかかわらず筋力低下に悩む方が増えているとか。

それに加えて外出の機会が減ってストレスが溜まっている方は、

高齢でなくても転倒のリスクが高まっているかもしれません。

自分は大丈夫!なんて意識を少し変えてみて


身の回りの危険がどれだけあるか

気を付けてみましょう

 

 

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