洗濯機を置くとき、ほぼセットで設置される「洗濯パン」。でもこれ、そもそも本当に必要なんでしょうか?私は断言します、要りません。理由はいくつもあります。
そもそも洗濯パンの役割とは?
洗濯パン(排水パンとも言います)は、万が一洗濯機が水漏れしたときに、床への浸水を防ぐための受け皿です。排水口と接続されており、水をうまく流す構造になっています。
…とはいえ、実際に洗濯機から水漏れすることって、どれくらいの確率で起きるでしょうか?
要らない理由1:無駄なスペースを取る
洗濯パンを設置すると、そのぶん床から高さが出ます。結果として洗濯機が不安定になったり、防水パンの枠に引っかかって掃除しにくくなったりします。最近のドラム式洗濯機なんて、ギリギリのサイズでパンに収まらないケースも。
要らない理由2:排水ホース直結の方が合理的
現代の住宅なら、床下排水にホース直結するほうがスッキリします。パンがなくても十分機能的で、水漏れ対策も洗濯機自体の性能や日常のメンテナンスでカバー可能です。
要らない理由3:見た目がダサい
地味に大事なのが見た目。せっかくミニマルな家づくりをしても、白くてゴツい洗濯パンがあると一気に生活感が出ます。床と同じ素材のフラットなランドリースペースの方が、清潔感もデザイン性も上。
必要になるのはこんなケースだけ
・築古マンションや排水の構造が不安な物件
・賃貸であらかじめ設置されている場合(これは仕方ない)
それ以外なら、むしろ洗濯パンは「ない方がいい」。新築やリノベを考えているなら、設計段階で「洗濯パンなし」を希望すべきです。
結論:洗濯パン、要りません。
水漏れリスクを強調して売られてきた洗濯パン。でも、いまの洗濯機と住宅環境なら、それを過剰に恐れる必要はありません。日々の掃除、排水口の管理、そして機器の進化。この3つが揃えば、洗濯パンはもう過去の遺物です。
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