小山 志穗 自己紹介へ

近居のトラブルを防ぐには。

2022/07/27(水) 家づくりのこと

こんにちは。

 

京都府宇治市で自然素材を使った、注文住宅・リフォームを行う工務店

陽だまりハウスです




あなたは、『近居』に興味がありますか?

近居とは、親世帯と子世帯が近い場所に住むことです。

「二世帯同居のように距離感ゼロだとつらいけど、

困った時に助け合える、程よい距離感で暮らしたい」

という方に人気です。

ちなみに、

『近い場所』の距離感は、

・歩いて行き来できる程度

・直線距離で500mほど

・同一校区内

・車で30分以内

といった感じで人それぞれです。

あなたなら、どれくらいの距離を程よいと感じますか?


なお、近居を推奨する自治体は、

そのための新築やリフォームなどに対して補助金を支給しています。

支給条件や金額は自治体によって異なるので、

ホームページなどで確認してください。


ところで、近居にもデメリットはあります。

私が思う最も大きなデメリットは『過干渉』です。

「お互いのプライバシーを尊重するため、ある程度の距離は置きたい」

という人にとって、過干渉は大きなストレスになります。


例えば、ご主人の親世帯と近居する奥様の中には、

子育てや家事、近所付き合いや親せき付き合いまで干渉されて、

苦労している方も少なくないといいます。


反対に、

「子育ては手伝ってほしいけど介護はしたくない」

という子世帯に、都合良く利用されることにストレスを感じる親世帯もあるとか。


…程よい距離感って難しいですね。


そんなトラブルを防ぎ、良い関係の近居を楽しむためには、

・賃貸住宅で、一定期間の「お試し近居」をしてみる

・近居したい理由、近居しなければならない理由を明確にする

・してほしいこと、してほしくないことを事前に伝え合う

・介護について、夫婦間や兄弟間で事前に話し合う

といった準備も必要ではないでしょうか。


新居が完成すると、簡単に引っ越すことはできません。

育った時代や環境が違うので、

お互いの考え方や価値観のズレに苦労するかもしれません。

しかし、だからこそ学びや発見を楽しめる機会もあるはずです。


もし、あなたが近居のために新築するのなら、

・訪問する際は、必ず事前に電話する

・早朝や夜など、訪問してほしくない時間を伝え合う

・万一に備えてお互いに合鍵を渡すが、留守中に許可無く立ち入らない

などのルールを作っておいた方が良いかもしれません。


 

 

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