前回の記事では、「なぜ物を減らすのか」と「減らす前に考えること」について整理しました。今回はいよいよ、実際に物を減らす方法を紹介します。
1. 減らす順番を決める:おすすめは「ジャンル別」
部屋ごとより、ジャンルごとにやるのが効率的です。おすすめの順番は以下。
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衣類
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本
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書類
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小物類(キッチン・洗面・雑貨など)
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思い出の品
この順番は「判断が簡単なものから難しいものへ」と進むため、迷いにくく、挫折しにくくなります。
2. 減らす判断基準はシンプルに
以下のような基準を使って、ひとつひとつ見ていきます。
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「今、使っているか?」
→使っていないなら、必要ではない。 -
「買う前からこれがほしかったか?」
→セール品・景品・衝動買いは見直し対象。 -
「同じ用途のものが他にもあるか?」
→代用できるなら1つに絞る。
3. 「保留箱」を活用する
どうしても決めきれない物は一時保管箱に入れて、期限を決めて保留にします。
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期限は1〜3ヶ月
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使わなかったら迷わず手放す
迷ったまま持ち続けるより、「試用期間」を設けるほうがずっと気が楽になります。
4. 処分だけが手放す方法じゃない
手放す手段は「捨てる」以外にもいろいろあります。
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売る(メルカリ・リサイクルショップ)
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譲る(知人や寄付)
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リメイク・再利用
「まだ使える」物ほど手放しにくいので、次の使い道が決まると気持ちも整理しやすくなります。
5. 減らすことを習慣化する
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週1回、1ジャンルを見直す
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増やす前に「今ある物」と向き合う
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「足りないかも」ではなく「もう十分かも」と考える
減らす作業は一度やったら終わりではなく、「整える力」を鍛えるトレーニングでもあります。
最後に:
物を減らすことは、自分の暮らしを自分で選び直すこと。
物理的な空間の整理は、思考や気持ちの整理にもつながります。
「もっと身軽に」「もっと自由に」暮らしたいと思ったら、まずは目の前の1つを手放すことから始めましょう。
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