前回は「なぜ住宅に換気が必要なのか」を解説しました。今回は実際にどうやって換気すれば良いのか、そしてどんな設備があると効果的かを具体的に紹介します。
基本の換気方法はこの3つ
1. 窓開け換気（自然換気）
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最も手軽な方法。対角に2か所窓を開けると空気の流れが生まれやすい。
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注意点：気象条件に左右され、花粉やPM2.5の侵入リスクも。
2. 機械換気（強制換気）
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機械で空気を入れ替える方法。住宅性能表示制度では24時間換気システムの設置が義務化されています。
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一般的な方式：
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第1種換気：給気・排気とも機械で制御（最も安定・高性能）
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第2種換気：給気は機械、排気は自然（病院やクリーンルーム向け）
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第3種換気：給気は自然、排気は機械（戸建てに多い）
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3. スポット換気（局所換気）
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キッチン、トイレ、浴室など、汚れや湿気が集中する場所の換気に特化。
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換気扇やレンジフードが該当。こまめな使用と掃除がポイント。
換気に役立つ設備・アイテム
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全熱交換型換気システム
室内の温度と湿度を保ったまま換気ができ、冷暖房効率を下げない優れもの。 -
CO₂センサー付き換気扇
二酸化炭素濃度を感知し、自動で換気を行うスマート機能。 -
窓に取り付けるフィルター網戸
花粉やPM2.5をカットしつつ、自然換気ができる。 -
湿度センサー付き浴室換気乾燥機
カビを防ぐために最適なタイミングで換気が可能。
換気は「継続」が命
良い設備を導入しても、使わなければ意味がありません。24時間換気は常にON、局所換気はこまめにON。**「空気もメンテナンスが必要」**という意識を持つことが、健康な住まいの第一歩です。
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