大雨や台風による浸水被害では、建物だけでなく、家電製品や家具、写真、重要書類なども水にぬれて使えなくなることがあります。
床上浸水が始まってから荷物を移動させるのは危険です。雨が強くなる前に、家の中の「水にぬれると困るもの」を確認しておきましょう。
■家電製品はできるだけ高い位置へ
床に直接置いている小型家電やパソコン、充電器、延長コードなどは、棚やテーブルの上へ移動させます。
テレビや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電は簡単に動かせませんが、転倒しない範囲でかさ上げする方法もあります。ただし、不安定な台に載せると地震の際に転倒する危険があるため、日常的な対策として行う場合は専門家に相談しましょう。
浸水の可能性が高まったときは、電気製品の電源プラグを抜いておくことも大切です。しかし、床がすでにぬれている場合は感電の危険があります。電気製品やコンセント、分電盤には触れず、安全を最優先にしてください。
■重要書類をまとめて保管する
保険証券、通帳、印鑑、身分証明書、住宅に関する書類などは、必要なときにすぐ持ち出せるようにまとめておきましょう。
書類は防水ケースやチャック付きの袋に入れ、できれば1階の低い収納ではなく、2階や高い棚に保管します。重要書類をスマートフォンで撮影したり、データとして保存したりしておく方法もあります。
家族の連絡先や保険会社の電話番号、避難所の場所などは、紙にも書いておきましょう。停電やスマートフォンの故障、充電切れが起きた場合にも確認できます。
■思い出の品も忘れずに
写真やアルバム、子どもの作品などは、生活に欠かせるものではありませんが、一度失うと元に戻せない大切なものです。
過去の水害では、避難後に「写真を高い場所へ移しておけばよかった」と後悔するケースもあります。アルバムを2階へ移したり、大切な写真をデータ化したりしておくと安心です。
■備蓄品の置き場所を見直す
非常食や飲料水を床下収納や玄関収納の一番下に保管していないでしょうか。
浸水すると、せっかく準備した備蓄品が使えなくなる可能性があります。家族全員分を一か所にまとめるのではなく、1階と2階に分散させておく方法も有効です。
水害対策では、特別な防災用品を買うことだけが備えではありません。普段使っているものの置き場所を少し変えるだけでも、被害を減らせます。
大雨の予報が出てから慌てないように、まずは床に置いているものや低い収納の中を確認してみましょう。
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