小山 志穗 自己紹介へ

住宅ローンには、個性的なプランもあります。

こんにちは。

京都府宇治市で自然素材を使った、注文住宅・リフォームを行う工務店

陽だまりハウスです。




住宅ローンにそれほど関心の無い方の中には、

商品プランが変動金利と固定金利の2種類しかないと思っている方もいるとか。

しかし、最近の住宅ローンは個性的な商品が増えています。

そこで今日は、前回と同じ国交省の調査結果からご紹介します。


現在、最も多く商品化されているのが「変動金利」で、2位が「固定金利期間選択型」です。




「2位が固定金利期間選択型ということは、全期間固定金利は3位かな?」

と思いました?

私はそう思ったのですが、3位は「疾病保障付き」でした。


ちなみに、「疾病保障」とは、

・ガンなど、金融機関が指定する疾病だと診断された時

・金融機関が指定する疾病で入院した時

・その疾病が原因で、就業不能状態が一定期間以上継続した時

などに、ローンの返済が一定期間免除、または全額免除となる保障です。


以前は、「悪性新生物(がん)・脳卒中・急性心筋梗塞」の三大疾病を対象とするものがほとんどでした。

しかし、最近は「八大疾病」「九代疾病」を対象にする商品も増えてきました。


ただし、保障が充実するほど保険料は高くなります。

その保険料は、金融機関が負担する場合もあれば、金利に反映させる金融機関もあります。

また、

・一部の「悪性新生物(がん)」は、保障の対象外になる

・契約から90日以内に診断が確定した場合、保障の対象外になる

などの制約を設けている場合もあります。


このように、疾病保障の内容は、それぞれの金融機関で異なります

大切なことほど小さな文字で書かれている場合もあるので、慎重にチェックしましょう。


このほか、採用率が少ないものの、

「産休・育休期間返済緩和型」「預金残高連動型」などの個性的な商品もあります。


「産休・育休期間返済緩和型」とは、

・産休・育休期間でも借り入れできる

・産休・育休期間の返済は、元金据え置きでよい

(元金据え置き・・・利息のみの返済でOK。給与が減る期間の負担を軽減できる)

という、子育て世帯に配慮した商品です。


「預金残高連動型」とは、預金残高に応じて住宅ローンの利息を軽減する商品です。


たとえば、借入金額が3千万円で、預金残高が2千万円ある場合、

差額の1千万円に対してのみ利息が発生します。

一見、メリットしかないように見えますが、

金利や事務手数料などが他の商品より高い場合もあります。

また、預金に金利が付かない場合もあります。

検討する時は、総返済額の試算を忘れないようにしましょう。


住宅ローン選びを住宅会社の営業マン任せにする方もいますが、

自分に合わない商品を選んだことが原因で、返済が困難になるケースもあります。

それぞれのメリットとデメリットを比較するには、ある程度の時間が必要です。

今のうちから調べておくと安心ですよ。

 

 

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