小山 志穗 自己紹介へ

高気密高断熱の仕組み:何が性能を決めるのか?

高気密高断熱住宅は、ただ「断熱材を厚くすれば良い」「窓をいいものにすれば完璧」という単純な話ではありません。性能を決定づける要素は複合的で、家全体の“総合力”が必要になります。

まず断熱の中核となるのは、外壁や天井・床に入れる断熱材。グラスウール・ウレタンフォーム・セルロースファイバーなど種類によって特徴が異なり、施工方法により性能も変化します。断熱材選び以上に重要なのが、“隙間なく施工できているか”という点です。

次に大きく影響するのが窓。家の熱は窓から50%以上出入りすると言われるため、樹脂サッシ+Low-E複層ガラス、あるいはトリプルガラスを採用することで断熱性が大幅に向上します。アルミサッシでは性能が追いつかないため、現代では樹脂が主流になりつつあります。

そして気密性能は、C値(すき間相当面積)という数値で測定できます。これは家全体のスキマの量を表すもので、数値が小さいほどスキマが少ない家ということ。C値1.0以下、できれば0.5以下が高性能住宅のラインと言われています。

さらに、換気計画も高気密住宅には欠かせません。家がスキマだらけの状態だと空気の流れが乱れますが、高気密にすることで計画換気が正しく機能し、家の中の空気質が安定します。

これらの要素が合わさることで、高気密高断熱の本当の力が発揮されます。

 

 

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