小山 志穗 自己紹介へ

シンボルツリーを育ててみませんか?

2022/06/17(金) 家づくりのこと

こんにちは。

 

京都府宇治市で自然素材を使った、注文住宅・リフォームを行う工務店

陽だまりハウスです。



今日は、シンボルツリーとして人気が高い常緑樹についてです。


常緑樹といえば、落葉樹のように葉が落ちないので掃除の手間が省ける、

というイメージがありませんか?

しかし、じつは常緑樹も落葉します。

秋になると一気に葉が落ちる落葉樹とは異なり、

いらなくなった葉が一日数枚ずつ抜け落ちていくんです。


常緑樹は、夏の暑い時期にグングンと成長します。

そのため、伸びた枝が隣家に越境したり、

管理しにくいほどの高さに成長することもあります。

クレームが入る前に剪定したくなるのですが、

成長のためにエネルギーを消費し、

ギリギリの栄養しか蓄えていない状態で剪定すると、木全体が弱ってしまいます。

場合によっては、枯れてしまうこともあるんです。


「それなら、成長期ではない冬を狙って剪定しよう」

と思いがちですが、常緑樹は寒さが苦手です。

ただでさえ寒さで弱っているのに、剪定するとさらに弱ってしまいます。

真夏の剪定よりも、枯れる危険性は高まるでしょう。


その危険性を伝える言葉に、『常緑樹は冬に切ると風邪を引く』という表現があります。


あなたは新居に常緑樹を植えますか?

もし植えるなら、『剪定は春か秋』と覚えておきましょう。

ただ、秋は冬に備えて葉に栄養を蓄える時期なので、

剪定は控えめにした方が安心です。

バッサリと剪定するのは、春まで待つようにしましょう。


手間がかからないシンボルツリーを選んでも、

成長とともに落ち葉掃除や剪定が必要になります。

害虫がつきにくい種類でも、まれに葉を食べる毛虫に遭遇することもあります。

しかし、それ以上にスクスクと成長するシンボルツリーを眺めるのは楽しいものです。

あなたも、家族と一緒にシンボルツリーを育ててみませんか?


 

 

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