前編では「整理収納を始める前にやるべきこと」として、理想の暮らしを描き、全体を見渡し、不要なモノの流入を止める準備をしました。
ここからは、いよいよ【手を動かすステージ】です。ただし、やみくもに片づけるのではなく、ルールと順番を守るのがポイント。今回は実践編として、効率的に整理収納を進める方法を紹介します。
ステップ1:全部出す
まずは対象エリアのモノをすべて出す。これは必須ルールです。
なぜ出すのか?
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「何を持っていたか」が明確になる
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同じモノが何個もあることに気づける
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「使ってないモノ」が浮き彫りになる
出す→分ける→戻す。この3ステップが整理収納の基本です。
ステップ2:「使っているか」で分ける
次に、出したモノを仕分けします。
分け方の基準は「ときめく」でも「高かった」でもなく、使っているかどうかです。
仕分けカテゴリー例:
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【使っている】→残す
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【使っていない】けど迷う→保留箱へ(1ヶ月使わなければ手放す)
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【壊れている・古い】→処分
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【他の場所が適切】→移動
ここで感情に流されず、「今の自分」に必要かどうかで判断することが大切です。
ステップ3:定位置を決める
残すモノが決まったら、定位置(住所)を決めるフェーズへ。
ポイントは3つ:
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使う場所の近くに置く
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取り出しやすく、戻しやすく
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ジャンルごとにまとめる(文具、ケーブル、薬など)
ここで収納グッズに頼りすぎないよう注意。まずは今ある収納で収まるかを確認しましょう。
ステップ4:収納は「見える化」と「ゆとり」が命
収納の鉄則は、「中身が見える」「出し入れに余裕がある」こと。
収納アイデア例:
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透明ボックスやラベリングで見える化
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同じサイズのカゴで統一感を出す
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7〜8割収納を意識する(ギチギチに詰めない)
使いやすく、戻しやすい収納は、散らかりにくさに直結します。
ステップ5:習慣化する
整理収納のゴールは、「片づいた状態が続くこと」です。そこで欠かせないのが習慣化。
おすすめのルール:
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1日1回、5分のリセットタイム
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新しいモノを買うときは「1 in 1 out」
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月に1回、小さな場所だけ見直す
一気に完璧を目指す必要はありません。続ける仕組みを作れば、散らからない暮らしが定着します。
まとめ:整理収納は“片づけたあと”が本番
片づけは一時的なイベントではなく、「暮らしの整え直し」。
後編では具体的な行動ステップを紹介しましたが、大事なのは完璧さより継続です。
今日ひとつ、小さな引き出しから始めてみましょう。そこから暮らしが変わっていきます。
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