小山 志穗 自己紹介へ

新築で予算が厳しいときの優先順位|あとからできるリフォーム活用術

前回は「新築時に優先すべきは構造」というお話をしました。
今回はその続きとして、新築後にお金が貯まってからでもできるリフォームやアップグレードの具体例を紹介します。

1. 内装のリフォーム(床・壁・天井)

  • クロスの張り替え:新築時はシンプルな壁紙にしておき、数年後に好みのデザインへ変更可能。

  • フローリング:傷がつきやすい部分だけグレードアップすることもできます。
    → 内装は比較的コストが小さく、生活を続けながら工事できるのがメリットです。

2. 水まわり設備のアップグレード

  • キッチン:標準仕様から食洗機付きや収納量の多いタイプに変更。

  • 浴室:後付けで浴室乾燥機や断熱浴槽を導入。

  • トイレ:節水型やタンクレスへ交換も可能。
    → 設備は年々進化するため、「後から最新モデルに替える楽しみ」があります。

3. 収納や間取りの工夫

  • 造作収納の追加:パントリーやクローゼットを暮らしに合わせて後から造作。

  • 間仕切りリフォーム:子どもの成長に合わせて部屋を仕切ったり、広く使ったりできます。

4. 省エネ性能の追加

  • 内窓・二重サッシ:断熱性能を高めて冷暖房効率を改善。

  • 太陽光発電・蓄電池:将来的に省エネや光熱費削減につながる投資。

5. 後からのリフォームを考える上での注意点

  • 配管・下地の準備:キッチンや浴室は、リフォームしやすいようにあらかじめ配管や下地を整えておくと安心。

  • 資金計画:将来のリフォーム資金を少しずつ積み立てておくと無理なく実現できます。

まとめ

新築時に「全部を完璧に仕上げる必要」はありません。

  • 今しかできない「構造」や「外まわり」は最優先。

  • 内装や水まわりは「あとから楽しめる部分」として考える。

この考え方を持つことで、予算が厳しくても賢くマイホーム計画が進められ、将来のリフォームを楽しみに暮らせます。

 

 

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