小山 志穗 自己紹介へ

高気密高断熱の家ほど「換気計画」が重要な理由

高気密高断熱の家は、「冬あたたかく、夏すずしい」「光熱費が抑えられる」といったメリットが注目されがちですが、実は換気計画が住み心地を左右する非常に重要な要素です。
気密性能が高い家は、すき間風がほとんどありません。これは断熱性能を最大限に活かすためには理想的ですが、その一方で、意図しない自然換気が期待できないという側面もあります。

そのため、高気密高断熱住宅では「計画換気」が前提になります。
計画換気とは、どこから空気を取り入れ、どこから排出するのかを設計段階で決め、家全体の空気が一定のルートで循環するように考えることです。これが不十分だと、空気が滞留し、湿気やにおいがこもりやすくなります。

また、気密性が高いからこそ、キッチンや浴室、トイレなどの水廻りの空気が居室へ逆流するといった問題も起こりやすくなります。
「高性能な家なのに、なんとなく空気が重たい」「朝起きたときににおいが気になる」といった不満の多くは、断熱そのものではなく、換気計画が原因です。

つまり、高気密高断熱住宅では

  • 断熱性能

  • 気密性能

  • 換気計画

この3つがセットで成立してはじめて快適な家になります。
換気を後回しにした家づくりは、高性能を活かしきれない非常にもったいない状態と言えるでしょう。

 

 

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