小山 志穗 自己紹介へ

新築で予算が厳しいときの優先順位|無理しない家づくりと資金計画

前回と前々回

  • 第1回:新築時に優先すべきは「構造」

  • 第2回:あとからできるリフォームの具体例

について解説しました。最終回の今回は、予算と暮らしを両立させる資金計画の考え方をまとめます。

1. 家づくりは「今と将来」を分けて考える

新築は一度きりの大きな買い物。すべてを完璧にしようとすると、予算オーバーになりやすいです。
大切なのは、

  • 今しかできない部分(構造・外まわり)

  • 後からでもできる部分(内装・水まわり・収納)
    を切り分けること。

この考え方が、予算に無理のない計画につながります。

2. リフォーム資金の積み立てを意識する

「あとから変えればいい」と割り切るためには、将来のリフォーム資金を意識しておくことが大切です。

  • 毎月少しずつ積み立てる

  • ボーナス時にリフォーム貯金へ回す

  • 補助金や助成金を上手に活用する

これで「やりたいときに資金がない」という不安を防げます。

3. 無理をしないローン計画

新築時に背伸びをしたローンを組むと、将来のリフォーム資金が確保できません。
「毎月の返済は収入の25%以内」に収めるなど、生活にゆとりを残す計画が安心です。

4. 暮らしながらアップデートを楽しむ

家は「完成して終わり」ではなく、「暮らしながら育てていく」ものです。

  • 内装を自分の好みに変える

  • 設備を最新のものに交換する

  • 省エネリフォームで快適さをアップ

そうした小さなアップデートの積み重ねが、愛着のある住まいをつくります。


まとめ

新築で予算が厳しいときは、

  1. 構造を優先する(第1回)

  2. あとからできるリフォームを活用する(第2回)

  3. 資金計画を立てて無理なく暮らす(第3回)

この流れで考えれば、無理せず安心して家づくりが進められます。
「完璧な家を一度に目指す」のではなく、暮らしとともに育つ家を意識していきましょう。

 

 

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